last-cinema

最後の映写機をまわす。ただ生きた、それだけの記録のために。

永さん

昨日のクローズアップ現代は、
永六輔さんの追悼番組。

その訃報を聞いてから、
何か言葉を発したくて、
それでも何も出てこなくて、
時間だけが過ぎていた。

それくらい、
揺さぶられる訃報だった。

永さんは、
受け止めて、
発信する人だった。

電波の届く先へ行って、
そこにあることを見て、
それをスタジオへ持ち帰り、
しゃべる。

宮本常一さんの教えを、
生涯守った。

受け止めて、発信、
それをラジオの前の自分も、
受け止めて、発信。

届いたはがきには。、
全て返事を書いていた。

もう、発信はない。
受け止めてもくれない。

こちらも受け止められない。
発信も、できない。

声なき声は、
声にならないまま。

様々な追悼番組を見ながら、
揺さぶられ続けた。

追悼番組に、
願わくば、
同士のタレントだけではなく、
永さんが受け止め続けた、
日本中の無名人たちの声で構成する、
そんな追悼番組が、ラジオが、
聴きたかった。


そして今日は、
大橋巨泉さんの訃報。